さて、色々とレクサスはメルセデスを始めとするドイツブランドに比べてマイナスのことばかり書いてきましたが、恐らく車を買い替える際にはまた4台目になるレクサスを選ぶと思います。
「レクサスはボッタクリ」
よくレクサスの価格について言われるのが、「中身がトヨタ車なのに豪華な店舗と茶菓子代が価格に入ってる値段」などと揶揄されますね。その指摘は100%正しいと思います。ただしそれは人によって捉え方が変わるので正解は一つではありません。
早い話、ボッタクリと言う人は買わない人で、「そう思わない」と思う人は前者に何を言われても気にせず買う顧客ということですね。ルイヴィトンの塩ビ製のバッグを“ボッタクリ”という人はそもそもルイヴィトンのターゲットではないですし顧客でも無い、気に入って買う人はブランドからしても大切にすべき顧客ということです。日本導入から15年経ちますが色々と“自称車好き”からとやかく言われながらも年間5万台以上を販売していることからしてその価値は顧客にしっかり浸透してきてるのではないでしょうか。
輸入車にはなかなかできないこと
レクサス車は基本的には受注生産であることから、気に入った仕様の車を買うことができます。オプション、ボディカラー、内装色、インパネまで自分好みの1台に仕立てることができます。
一方輸入車では多数のオプションや外装色、シートカラーも存在しているようにも見えますが、実際に自分の好みの仕様にしようとすると“本国オーダー”扱いとなり、納期も長く輸入車のメリットの一つである値引きの恩恵も受けられないことに。輸入車を新車で買う場合は「あるものから選ぶ」という買い方になり、外装色は白か黒、内装は真っ黒という似通った仕様の車しかほぼ発注できないということになるんです。
色やインパネの組み合わせの数は膨大
例えばRXのバージョンL系統では、外装色が9色、シート色が5色、インパネが4種類と合計180通りの中から選ぶことができます。明るい内装が好きな人にも落ち着いた黒い内装が良いと思う人のニーズにも合致するようきめ細かく設定されてるのは魅力的ですね。
Fスポーツ系では外装色7色、内奥色3色、インパネは2種類と42種類と数は減りますが、ホイールを3種類の中から無償オプションで選べるのは魅力的だと思います。
メーカーオプションではほぼ付けるものがない程の充実装備
僕が選んでいるバージョンLでは、LEDヘッドライトやヘッドアップディスプレイ、セミアリニン本革シート、360度カメラ、5年保証などがすべて標準装備で付いています。輸入車になると実はこの辺りがパッケージオプションになっていて、結局あれもこれもと選んでいると100万円を超えるオプション価格になることが多いんです。
それに輸入車では白や黒以外は全て10万円から20万円の有償色扱いになっていて気付かぬうちに支払総額が相当高くなってしまうんですよね。レクサスの場合は基本的にはどの色を選んでも無償です。
商談時の価格交渉
車の購入段階で避けて通れないのは“値引き交渉”であり、商談の醍醐味でもあることから様々な情報を収集したり競合の情報を集めたりとお好きな人も多いと思います。
決算期には大型値引きも飛び出すことが多く、輸入車では当月登録を条件に3桁値引きになることもあるようです。ディーラーは日本法人と握っている台数を登録することで、多額のインセンティブが支払われるため大幅値引きや自社登録をして台数を稼ぎます。
過去には新車ディーラーに併設してある認定中古車店に、走行距離10キロ程の“未使用車”が3割から4割引きで販売されて問題になりましたよね。それによって起こる値崩れはユーザーの首を絞める悪習慣です。
レクサスの値引きは本当にゼロ
3台買ったレクサスは全て値引き0円でした。付属品の値引きも0円、納車の際にキーケースをもらったくらいです。なので最初から値引きが無いのは分かっているので、価格交渉や駆け引きという煩わしいことをしなくて良いというのは非常に個人的にはありがたい。無駄なエネルギーを使わなくて良いのでじっくり仕様を決めたり悩んだりできます。また、これによってリセール価格が非常に高値安定していることが本当に魅力的です。リセールが高いのでまた次もレクサスにしようと考えるのは自然の摂理ですよね。日本導入から徹底しているワンプライス販売は、レクサスが日本の自動車販売に革命を起こしたと言えるのではないでしょうか。
まとめ
走りや走りにまつわる装備等は、メルセデスやBMWの2周遅れとも思えるレクサスですが、優秀なカーナビや音の良いスピーカー、窓を閉めるときに最後がゆっくり閉まる動きや、ワイパーのウォッシャー機能を使用したときに最後に垂れてくる水を掃くために遅れて1回ワイパーが動く所作など、日本車ならではの安心感やきめ細かさがあることが大きいですね。
また、店舗も立派でありオーナーズラウンジでのんびり点検を待つこともできますし、買い替えるときにも圧倒的なリセールを維持することから、敢えて他のメーカーを選ぶことは無い、ということになります。
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