インターネットショッピングの普及にともない海外のサイトから商品を取り寄せるということも珍しくない世の中になりました。
靴好きにとっては民主党政権下での極端な円高、ポンド安の時代はインターネット上でも海外通販に関する書き込みや体験談を綴るブログも多く、安いものでは日本国内定価の半額以下で革靴を購入することもできましたよね。
その時は広く商品を取り扱っているPediwearやBodileys、チャーチならHerringshoes等国内のネットショッピングとほぼ変わらないやり方で海外から安く革靴を個人輸入できたということで人気サイトに。
他にもエドワードグリーンは簡単なメールでのやり取りで商品を送ってくれ、気軽にMTOを受けてくれたこともあり一部界隈ではこちらも人気となりました。現在エドワードグリーンはショッピングサイトが立ち上がりましたのでそちらから購入することができるようになったようです。
Vassの靴を個人輸入してみた
ハンガリーのVassの靴を、Mehraというカナダのショップから個人輸入。このショップではVassの他にもエンツォ・ボナフェやコルテ、チーニー、バーウィック等を取り扱っています。Vassの靴がちょうどセールになっていたこともあり、初めてのショップでしたが思い切って個人輸入を実施。
結果としては間違いなく商品は到着し、靴本体にシューツリーが付属して475ドル、送料が30ドルの合計505ドルという金額で購入できました。その後到着時に関税を支払いました(金額は失念)。
さて、このMehraからの個人輸入ですがショップと直接やり取りをするわけではなく、靴のショップが集まっているショッピングサイトからの購入という流れに。そのサイトが『The Shoe Snob Buy &Sell』というサイトです。
ここではMehra以外のショップも出店しており、ジョンロブやエドワードグリーンも購入することができ価格も新品のものが本体価格で10万円を切る価格で購入可能。支払いもPayPalで行うことができるため安全に決済することが可能です。手配から到着も早く初めての取引でしたが安心して到着まで待つことができました。
到着した商品も傷やサイズミス、付属品の欠落等も無く奇麗な商品が届き大満足の結果となりました。
エンツォ・ボナフェは日本の半額以下でも購入可能
このサイトを眺めているとエンツォ・ボナフェの安さに気付きます。出品してるのは前述のMehraのものが大半のようですが、例えばビームスで販売しているCary Grantというモデルは別注であることによる多少の違いと素材の違いはありますがビームスでは137,500円のところ The Shoe Snob Buy & Sell での日本円表示価格は48,580円となっています。これに送料と関税を支払っても半額以下となりそうです。
他にも最近流行のビットローファーもビームスではカーフモデルのものが126,500円ですが、 The Shoe Snob Buy & Sell ではホーウィン社のNo4カラーのコードバンを使用して76,824円となっています。
コードバンモデルになるとカーフよりも30%は定価は上がるでしょうからこれも大変お求めやすい金額ということになりそうですね。
個人輸入はリスクもあるけど楽しい
個人輸入では日本のショップが相手ではないので懇切丁寧な対応は望めませんし、何かあったときにこちらもある程度の英語での対応が必要になります。最近は翻訳ソフト等もあるのでそこまで困ることはないと思いますし、話のネタにでもなればいいくらいの心持ちでいるくらいで良いと思います。当然試着もできないためサイズも自分の思ったものを指定して買うので、悩んだ場合は少し大き目かなというサイズを買って調整するのがベストです。
最近はフリマアプリも普及しているので多少損しても思い切って個人輸入に挑戦してみて、ダメだったら手放すということでも良いのかもしれません。最近の靴の価格高騰で靴に対して興味が無くなっている人もいるかもしれませんが、このような購入方法で買い物自体を楽しむというのもオススメですよ。
ちなみに上記の価格差を見てしまうととてもじゃありませんが国内のショップで靴を買う気になれなくなってしまいます。自分なら迷わず個人輸入を選択します。国内ショップでは『ボナフェは家族経営で小さく展開しているからあまり足数は作らない』なんて言いますけど、上記ショッピングサイトを見ても結構な足数を作っているように思えますが・・。
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